高卒の就職活動について

高卒の就職活動について

自分自身で高卒の就職を選択したとしたら、現実的にどんなことをしていけば良いのでしょうか。第一にすることは、周囲の人に相談することです。高卒就職の際は自分の適性の有無、能力が発揮出来る職種や企業であるかどうか、自分が何がしたいのか等よく考えて下さい。そのようなことを家族、先生、先輩等に話をして助言してもらいましょう。

そして有効活用すると良いのは高校の進路指導室です。卒業生の入社した企業の資料が保管されているでしょう。

企業一覧表や受験報告書、企業見学報告書、就職のしおり等を見ることができます。高卒の求人募集を企業がおこなっている場合は、積極的に調べることをが大切です。自分が就職をしたい企業の取扱商品、販売成績、従業員数、支店数、将来の見通し等について調べるときは、企業に関する参考資料、もしくはインターネットを活用すると良いでしょう。

その中でも、求人条件と呼ばれる部分、高卒の場合の勤務時間や仕事内容、給与、通勤時間、社会保険、福利厚生等はとくに気をつけて見ておきましょう。知り合いが、自分の興味のある企業に就職されているなら、実際にその方に会ってみて話を聞いたり相談するのも良い方法です。

たくさんの気になる企業が就職活動中は見つかるでしょう。ですが企業の名前や事業規模、給与だけにとらわれては良くありません。十分に検討して自分が納得して就職ができるように努力することが大切です。高校を卒業して初めて就職する企業ですから、後悔しないようにしましょう。

高卒就職の学校推薦について

視野に入れておいたほうが良いのは、高卒の就職には学校推薦という就職方法もあるということです。学校推薦による就職先は、高校で企業からの求人票を受け付けています。就職試験を受けるチャンスを、高卒者を対象とした求人票の中から希望の企業に就職登録をすると、高校内の推薦参考会で選ばれた場合のみ得ることが可能です。

校長の推薦状と高校から調査書が、推薦参考会で選ばれると発行されることになります。内定ではなくあく迄も就職試験のチャンスに過ぎませんので注意しましょう。

高卒で就職の道を選んで、いろいろなチャンスや就職情報を活用しても、11月に入り就職先が未定であることもあります。焦る事なく本当にやりたい仕事をよく考えて企業の選択をするようにしましょう。一度きりしかないのが高卒時の就職というものです。

今一度自分の適正を見つめ直し、焦って決めるのではなく自己分析を行う事がこれからの就職活動には重要なのではないでしょうか。もし数社の就職試験を受けて内定がもらえなくても、自分には縁が無かったんだと、もし受かっていても後悔していたかもしれないと思う位の前向きで、余裕を持った就職活動をしてもらいたいものです。

高校を卒業した後の明るい社会人生活を、この就職活動の余裕こそがもたらしてくれるに違いありません。実際に会社に就職したときも、この就職活動のときの前向きな気持ちを忘れずにいましょう。立派な社会人として一歩一歩を大切に歩いて行っていただきたいものです。